【 白内障とは? 】
カメラのレンズのようにピントを調整する『水晶体』と呼ばれる部分が濁ってしまう病気です。
水晶体が濁ると、光が乱反射して
①かすんで見える
②見えにくい
③まぶしい といった症状が現れます。
【 白内障の治療 】
治療法は
①点眼薬で進行を遅くする治療
②濁ったレンズを交換する手術治療があります。
【 白内障手術とは? 】
麻酔は、目薬と注射の局所麻酔で行います。
それをすれば、痛みはほとんど感じません。
眼を3mm切開して、そこから濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の小さなレンズを入れます。
【 手術をする時期 】
①見えづらく、仕事や家事に困難を感じる
②車の運転に不安を感じる
③運転免許の更新が出来ない
という時に手術をする検討が必要です。
手術をするかどうか、いつするかは、患者様の日常生活・目の状態・全身状態などから、総合的に判断
します。
手術の所要時間や手術方法、術後の見え方については個人差があります。
ほとんどの患者様が、手術の翌日に良く見えますが、患者様によっては術後1~2週間見えづらい方もいらっしゃいます。
また、遠方や近方をしっかり見るために、メガネが必要なことも多いです。
【 外来手術と入院手術 】
当院は、火曜日と木曜日が手術日です。
外来手術:
当日10時に来院して頂き、2時から順番で手術を行っていきます。
術後1時間ほど休んで頂いてから帰宅し、眼帯をしたまま翌日朝の外来に来て頂きます。
術後2日間は受診に通って頂き、眼底検査を行います。
入院手術:
片目を1泊2日で行う (手術当日入院して、翌日退院)
白内障手術は緊急の手術ではなく、急ぐ必要はありません。
患者様ご自身が、日常生活に不便を感じたら、いつでもご相談下さい。
Q 痛そうで怖いのですが・・・。
A 手術前に目薬の麻酔と注射の局所麻酔を行いますので痛みはほとんどありません。
Q 視力がどのくらいになったら手術するんですか。
A 明確なラインはありませんが、生活に不自由を感じるようになったタイミングで一緒に考えましょう。
Q 手術をしたらどのくらい見えるようになりますか。
A 白内障が悪さをしている分だけ良くなる事が期待できます。視力低下の原因が白内障以外の患者様(網膜、角膜、視野異常等に異常がある患者様)は思ったほど改善されない場合があります。手術前に院長が手術後の視力改善の可能性に関して説明させて頂きます。
Q 日帰りでも手術ができますか?また、手術費用はどれくらいですか。
A ご希望があれば日帰りで手術が出来ます。その時は、翌日診察に来て頂き事になります。費用は、1割負担の患者様で16000円程度、2割負担の患者様で31000円程度、3割負担の患者様で47000円程度です。
Q 入院して白内障手術をすると費用はどのくらいですか?
A 1泊2日(片目)の場合、日帰り手術費用+5000~6000円程度です。尚、高額医療費によって減額される場合がありますので、詳しくは受付にいつでも聞いて下さい。
<高額医療>
70~75歳未満の患者様:「限度額認定証」
75歳以上の患者様:「標準負担額減額認定証」
1ヶ月にかかる入院・外来の医療費が減額になる制度です。対象となる患者様は非課税の患者様、年収(年金)の金額によっては対象とならない場合があります。詳しくは受付にいつでも聞いて下さい。
生命保険に加入されている患者様は保険内容にもよりますが給付金を請求する事ができますので、詳しくは受付にいつでもお聞き下さい。
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